Story
静かな始まりの日に
このたび、gawaの発表の日を決めました。
2026年3月21日です。それは、私にとって...
愛するあなたへ
いつ足を運んでも、変わらずにションヘル織機の音が低く響いている葛利毛織(くずりけおり)工業株式会社。9月上旬。依頼していた...
芸術の裁断、その制約
18世紀の生地づくりは、初めての連続でした。婦人服であること、チェック柄であること、そしてシルクであること。そのどれもが...
その声が聴きたくて、聴きたくて
250年の時を経て、朽ちたドレスの断片が、いま再び「布」として姿を取り戻そうとしています。
語らぬ衣服と向き合い、糸の一本一本に耳を...
木星という名のレンズ
このBlog「Story」を始めた理由は、文字通り「物語り」を伝えるためです。
gawaという服づくりを始めてみようと思ったとき...
美しい不具合
悪戦苦闘が続く18世紀の「チェック柄のシルク生地」の再構築。
前回記事では、お手本となるドレスの断片を...
服をほどき、布を織り、歴史を学ぶ
「かわいいから」
それが、この生地を織りたいと思った最初の理由でした。衣服標本家として衣服を見ていると...
ふたつの生地、ひとつの志
gawa Kuzuri Flannel No.9 L'anglaise 1782
今回は、私が現在取り組んでいる2つのオリジナル生地について紹介します。
3度目となる生地づくりのテーマは...
苦しみは、つくる人の特権
世のなかは、便利になりました。
クリックひとつで届く洋服たち。そのスピードに値段は...
想像の根をおろし、創造の芽をひらく
gawa Kuzuri Flannel No.9 L'anglaise 1782 Rose Chain 160
ブランドを始めます。と宣言しましたが、肝心のブランド名を言っていませんでした。
私のブランドの名前は...
布と記憶のなかで
Journal & Reflections Portraits
前回の記事では、葛利毛織のフランネル復刻について書きました。
今回は「葛利毛織:訪問記」として、私が信頼を置く職人さんや工場での様子を...
9番色、再び
変わらぬ空気と、変わらぬ手の動き。
ここでは今も、半世紀前と同じ「ションヘル織機」が糸を渡し、布を...