不動の美

Journal & Reflections

 

私自身の日常と思考を添えるJournal & Reflections

今回もまた写真についてです。

fp、fpLというじゃじゃ馬カメラを使いはじめて2年半が経ち、ようやくその魅力、奥深さにハマりつつあります。

 

三兄弟という絶好の被写体(特に三男)がいるので、写真を撮るという行為は身近にありました。
ただし、基本的には「マニュアルフォーカス」という手動でピントを合わせるレンズを使っているので、子供たちを撮影するのは雲をつかむような行為です。

 

...花って動かないよな。
ということに最近気が付きました。

美しいのに動かない。
なんということでしょう。

 

7Artisans 35mm F5.6(改造)

TOP画も同じレンズです。
(改造)とある通り、改造しています

このレンズは非常に薄いのが特徴で、気軽に持ち運ぶことができます。
それに加え、シンプルな機構でプラスネジ穴なので、簡単に改造できるところが嬉しいです。

気分に合わせて分解し、テキトーにレンズを足して組み立てられます
上記画像は、近所のスーパーで買った「鮮魚のトレーパック」の凹凸部分を丸く切ってレンズ内に仕込み撮影しました。

この他、次男の透明折り紙や、サランラップなど、好きなものを入れて遊ぶことができます。
ぜひお試しあれ。とは言いません。自己責任でお願いします。

 

Jupiter9 85mm f2.0

中望遠と呼ばれるレンズにハマっています。

このレンズを買ったときに初めて体験した距離でした。

被写体と向き合うことができる距離なので、撮影という行為に没頭できます。
" じっくり撮るカメラ " である、fpLという母体とも相性が良いと感じています。


主役はこれだ。と決めやすいため、主役はどこだ?と、街歩きの視点が明確になります。
もちろんハンターのように獲物を探していなくとも、ふと目に留まったものをしっかりと被写体として映しだしてくれる距離だなと思います。

上記写真は、絞って撮っています。
前は解放でしたね。オールドレンズならではの印象のちがいも楽しいものです。

 

HELIAR classic 75mm F1.8

先のJupiter9で中望遠の面白さを知り、他のレンズも試したくなりました。

Jupiter9は、ふわトロな描写だと感じていたので、キリリとした表情のレンズを味わいたいものです。

とはいっても、現行レンズのキレッキレッの画には興味が湧きません。
味がありつつも、しっかり映る。そんなレンズを探します

以前から興味のあった国産レンズメーカーCOSINA(コシナ)の製品を調べてみると、すでに生産終了したレンズの中から興味深いものを発見しました。

それが「HELIAR classic 75mm F1.8」でした。

2010年に発売されたレンズですのでオールドレンズとまでは言えません。
レンズレビューが少ないのも興味をそそりました。
いったいどんな写りをするのか。自分の目で確かめてみたくなるものです。


上記1枚をみたとき、思わず、PC画面にくぎ付けになってしまいました。

 

最短撮影距離は0.9mです。
焦点工房のヘリコイド付きマウントアダプター「LM-LSL M II」付けているので、グッと寄ることができます。

Jupiter9にも付けていますが、中望遠レンズと組み合わせると撮影がより楽しくなりますね。

 

画像を圧縮してアップしていますが、充分にその描写力を感じられるのではないでしょうか。
ちなみに、PCならクリック、スマホならタップで拡大できます

 

上記3枚は絞って撮っていますが、開放でとればオールドレンズのような表情にもなります。
「二面性を持った現代レンズ」といえるのがHELIARでしょう。好きなひとは好きなはず。

最後に開放で撮った1枚を載せて、今回のJournal & Reflectionsを終わります。


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