本物に触れる場を、表現し続ける

Journal & Reflections

2026年は、私にとって独立10年目にあたります。
いまここに、しっかりと、10年目に向けて見据える先を書き残します。

本物に触れる場を、表現し続ける

この言葉は、半・分解展(はん・ぶんかいてん)10年目の哲学です。

半・分解展とは2016年10月から始めた私の個展です。

私は、忘れもしない震災の日、2011年から一貫して「100年前の感動を100年後に伝える」を哲学に、ものづくりを続けてきました。
私が伝えたい感動とは、「内部構造」と「着心地」です。

それは目に見えないもので、言葉にならないものでした。

目に映る表層の美しさではなく、書き残された歴史文化の文字列でもない。
「私自身が見出した感動」を、未来に伝えたかったのです。

100年前の感動を100年後に伝える

(上記リンクをスクロール)

 

そして、いま私は「本物に触れる場を、表現し続ける」ことを、皆さんに約束します。
つまりそれは「半・分解展の深化と継続」です。

私は、本物に飢えた人間です。
私にとって、本物と向き合い、触れ合う瞬間はまさしく生きること。
私は、感動を喰らって生きてきました。

そして、その感動を、半・分解展という場で表現、共有してきました。

 

歴史的なアートピースに、あなた自身の手で触れることができる

 

会場にガラスケースはなく、360度ぐるっと観ることができる

 

目の前で衣服が脱がされ、内部構造を覗き見ることができる

 

再現サンプルを試着し、着心地を味わうことができる
まったく違う視点から、本物を観察することができる

 

限定イベントでは、会場で一緒に服づくり体験をしたり、イラスト考察ができる

 

最終日限定のテッシュウ祭り!では、展示品を裏返した状態で観察できる

 

「こんな体験ができる場所は、世界中でここだけだ」
西洋史の専門家や、海外の美術館関係者、熱きガチ勢の皆さまから何度もいただいた言葉です。

半・分解展は、海外美術館に展示されていたものを並べています。
一例として、イギリスのFashion Museum Bath(通称:バース)や、アメリカのASU FIDM Museum(通称:エフアイディエム)に展示されていたドレス。

また、MET Museum(通称・メット)や、V&A Museum(通称:ヴィエー)に所蔵品を納品する海外ディーラーの方々から、歴史的なアートピースを買い取っています。

それらを、触ることができるのです。
裏返して、内部構造をじっくり観察できるのです。
私自身もこんな体験ができるのは半・分解展だけだと自負しております。

これからの10年間は、この活動を、より深め、継続することに注力します。
それは浅く広くではありません。深く、深く根をおろしながら本物に触れる場を、表現し続けることです。

 

半・分解展 東京 2026 開催します

そして、10年目の展示をまったく新しい場所でおこないます。

これまで歩んだ渋谷の会場を離れ、「目白」で表現していきます。
池袋駅のとなりにあるJR目白駅。
山手線という好立地でありながらも、小さくて可愛い駅のひとつです。改札は1つだけ。もう展示会場まで迷う心配はありません。

今展示のテーマに据えたのは

手仕事 と テクノロジー

私は、飽和したSNSや勢いを増す生成AIの、現在の表現にとても疲れています。
それらを否定するつもりはありません。むしろ私自身、活用しながらサバイブしています。ただ、有象無象の表現を浴び続けたいとは感じていません。

こと衣服において「手仕事」が希少性を語る代名詞となってから随分と時間が経ちました。気付けば日本製であることすらも稀有な存在となっています。


いまここで歴史を振り返ることで、手仕事とテクノロジーの関係性を再確認し、ものづくりに向き合いたいと思っています。

・西洋が惚れこんだ日本の手仕事

・構造を変えたテクノロジー

・デザインの民主化

・アナログ回帰、古典への憧れ

大きくこの4項目に分類し、各項目を象徴する衣服をキュレーションし展示します。
初展示となる衣服は15点以上あります。


展示期間は3月18日(水)から26日(木)まで。
会場は目白駅のすぐ近くです。

入場券の発売は、1月末を予定しております。
半・分解展の10年目、そして長谷川 彰良の独立10年目の第一歩にご期待ください。


前のページ