アビ・ア・ラ・フランセーズ【一点物】
1770年フランス「アビ・ア・ラ・フランセーズ」を品のある着物生地でつくりました。
アビ・ア・ラ・フランセーズの歴史やデザインについてはBlogに詳しくまとめております。
ぜひ合わせてご覧ください。
まさか、こんな表情になるなんて!
完成品を手にしたとき、思わず見惚れてしまいました。
ヴィンテージの着物生地がこんなにもアビとマッチするなんて驚きです。
薄手の着物生地で仕立てので、さらりとかるく羽織ることができます。
春夏はもちろん、秋口に着るのにおすすめのアビができました。
表地:ヴィンテージ着物生地 ウール60% ポリエステル30% ビニロン5% ナイロン5%
生成りベースの生地に朱色や橙色の模様が織られた着物生地です。
さらっとした手触りと、ぴんとしたハリ感がアビの造形を際立たせています。
また、生地を湯通ししてから裁断していますので、ご自宅で優しく水で手洗いが可能です。
簡単にお手入れできますよ。
裏地:ウール54% キュプラ46%
こだわりのウールキュプラの裏地を使用しています。
ウールの風合いとキュプラの滑りの良さを両立している私が惚れた高級国産裏地です。
ポケット
左右の腰にフラップ付きの大きなポケットがあります。
18世紀のアビには、実用的な大きさのポケットが付いていたんです。
フロントのシームホール
着物生地で仕立てる際に意識したのが " 和服の美意識 " を宿すことです。
通常、アビには大きな釦ホールを切るのですが、着物生地に鋏を入れたくありませんでした。
そこで、縫い目を利用したシームホール(縫い目に開きをつくる技法)を採用しています。
大変手間のかかる技法ですが、繊細で美しいホールに仕上がっております。
つなぎ目
幅の狭い着物生地で仕立てたために、洋服のいたるところに " 生地と生地のつなぎ目 " ができています。
現代の幅の広い生地ならこんな縫い目はできません。
しかし実は、18世紀のアビにもつなぎ目がたくさんあるのです。
当時は50cmほどの生地幅が主流でしたので、アビをつくるのに生地をつなぎ合わせました。
偶然にも着物生地を使ったことで、当時と同じような縫い目が生まれました。
このアビは「サイズ2」で製作しています。
Blog内の試着写真や動画を参考にしてください。
日本の着物生地 と フランスのアビ・ア・ラ・フランセーズの不思議なマリアージュ。
スカートに合わせれば品よく可愛く、デニムにTシャツの上に羽織っても決まるでしょう。
ご自身のコーディネートにうまく取り込んでください^-^