ストームコート【一点物】
1940年英国陸軍の「ストームコート」を国産ウールとオーストリアのウールをMIXさせてつくりました。
ストームコートの特徴的なディテールやデザインについてはBlogに詳しくまとめております。
ぜひ合わせてご覧ください。
この一着は、重厚感のある英国軍コートを上質なウール生地で仕立てました。
ボディのダークブラウンの生地は国産のメルトンウールです。
メルトンとはウールを縮絨して厚く固くした生地です。
しかし、今回使用した生地は軍服特有のゴツゴツしたメルトンではなく「Super100s」というメンズスーツにも使われる細い糸で織りあげた生地なのです。
そのため縮絨加工後も滑らかなメルトンウールになっているのが特徴です。
品良く色気のある一着に仕上がりました。
衿やカフスにはアクセントとして、チャコール色のオーストリアの「ローデンクロス」を使用しております。
表地:国産メルトンウール ウール100%
秋冬に着用するのにピッタリな厚み感の生地です。
シックな色味ですが深い光沢があり上品な表情をしたメルトンウールです。
力強い軍服を現代的に魅せてくれています。
衿、カフス、ベルトタブ:オーストリア ローデンクロス ウール100%
オーストリアのライヒットフリード社に足をはこび選んだ生地です。
衿とカフスにダークカラーを配置することで全体をグッと引き締めました。
裏地:国産ウール54% キュプラ46%
ウールがブレンドされた滑らかで上質な裏地です。
内部構造を研究する私が大好きな裏地です。裏こそ表です。
ポケット
左胸には大きな「マップポケット」が付いています。兵士が地図を入れるために使用した実用的なポケットです。
左右の腰にも大きなポケットを配置しているので、鞄いらずで出かけられます。
袖のアレンジ
私は特に「袖の構造」についての研究をしています。
このストームコートには「ピボットスリーブ」という狩猟服の構造を取り入れました。
見た目はオリジナルのままで、可動域が大幅に向上しました。
とても楽に腕を動かすことができます!
サイズ感は、掲載している写真やこちらの動画(準備中!)をご覧くださいませ。
写真の女性モデルは身長159cmです。
笑顔が素敵な男性モデルは身長175cm。
最後の写真3枚は大柄な男性モデルがツナギverにて着用しています。(ツナギに変形するコートなのです!)
女性がオーバーサイズで着こなすのも良いですし、男性がジャストフィットで着るのも素敵ですよね。
この国産メルトンはデットストックの反物を1巻き買い切りで購入しました。
使いきったらもう終わりです!この機会にぜひご検討ください。